オール・ザット・ジャズ

はい、オススメ☆ミュージカル映画を紹介しよう企画第三弾は、「All That Jazz」です。

こちらも第一弾、第二弾と同じくボブ・フォッシー監督・脚本作品です。
フォッシー作品としては四つ目の作品になります。
どんな話かというと
1979年のアメリカ映画。酒・タバコ・ドラッグ・女・作品制作、という多忙な毎日を縫うように送る精力的な、しかし反面、人生に対して消極的もしくは逃避的あるいは破滅的側面を持ち合わせた男の物語。By ウィキペディア先生。
コピペって楽ネ。

主人公のジョー・ギディオンはブロードウェイの振付家でありプロデューサーであり監督であり、と、まさに監督のフォッシーのような男です。
フォッシー自身、ジョーに自身を投影していたのかもしれません。
そんなミュージカルからのナンバーをお届け。

まずはこちら「Take Off With Us」というナンバー。
これはジョーが手がけているブロードウェイミュージカルの舞台の1シーンの練習風景であり、仮に決まった振り付けをお偉いさん達に見せるという場面。
練習風景というある意味特殊な画面ですが、素晴らしいナンバー。



続きましては、愛人ケイト(アン・ラインキング)とジョーの娘が、ジョーの為に踊るという場面。
ジョーの部屋でこっそり練習して驚かそうという可愛さ溢れるダンス・ナンバー。
娘役のダンスの上手にご注目。



続きましては、過労の為に倒れ病院で手術を受けた後に覚醒するも、夢と現を行き交い、どちらが現実でどちらが幻影なのか解らなくなっている場面。
元妻、愛人、過去に遊んだ女達、娘、の順に四つのダンスナンバーが一つになっている構成。
一つひとつで見ても勿論いいんですが、これは四つ全て一緒に見たほうが何倍もいいナンバー。
冒頭に出てくる美しい天使(白いヴェールの女性)は、彼の死の象徴であります。
愛人ケイト=アン・ラインキングの脚の長さにご注目。



続きましては(最後です)、とうとう主人公ジョーが死ぬ場面。
ジョーは死に際に自らステージに立ち、歌い、踊りますが、これは彼の幻。
最後の最期に出てくるミュージカルシーンでは、黒人ダンサー、ベン・ベリーンが司会者役で出ています。
ここで歌われるナンバーは「Bye Bye Life」
ベン・ベリーンと共に踊っている女性ダンサー二人が身につけているコスチュームが生と死を同時に意識させます。
観客席にはジョーが今まで関ってきた人達の姿があり、ショーは熱狂的なクライマックスへ。
若かりし日のベン・ベリーンの躍動感溢れるダンスにご注目。



さて、こぼれ話を・・・。
タイトルの「All That Jazz」ですが、これは’75に上演されたミュージカル「CHICAGO」のオープニングナンバーの歌詞「All That Jazz」というフレーズがいたく気に入ったらしく、映画のタイトルにしたそうです。
日本語訳すると「その他もろもろ」が一番適当な訳らしい。

ケイト役で出ているアン・ラインキングはこの作品で初めてフォッシー・スタイルのダンスを踊ったそうです。
それまでは19年間バレエ一筋だったそうな。

黒人番組の司会者役で出ているベン・ベリーンもアン・ラインキングもファッシー自ら発掘した人材であり、また今日のブロードウェイになくてはならないダンサーであり、フォッシー自ら指導したという今となっては稀なダンサー達なのであります。

てか、この作品が30年前の作品だって・・・・信じられない・・・。
素晴らしい作品は時代も年月も関係無いのネ。

えー・・・次回は・・・そうだなぁ・・・フォッシー自身が踊っている作品をいくつかご紹介。


オール・ザット・ジャズ (ベストヒット・セレクション) [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2007-10-24

ユーザレビュー:
シカゴも撮ってほしか ...
何度見てもいいものは ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック